約20年美容師として働いてきた中で、多くの美容師さんとお会いしてきましたが、同時に美容師を辞めてしまう女性の美容師さんも多く見てきました。
理由の多くは、家庭を持ちながら美容師を続ける事が難しい環境が挙げられます。
なぜ、30代以降も美容師を続けていくべきか
私は、キャリアを積んだ後に美容師をやめてしまうのは、とてももったいない事だと考えています。
その理由は
①場所を選ばない技術を習得している
②接客を体感で習得している
③お客様の悩みを共有しやすい立場
この3つです。
①美容師として場所を選ばない技術を習得している
美容師免許は国家資格という事もありますが、何より”場所を選ばない技術が身についている”という事が大きいと感じます。
24万件ある日本の美容室では、どの美容室でも比較的同じ教育を受けます。
・シャンプー&マッサージ
・カラー塗布
・ワインディング
・ブロー
・カット(モデル)、デビュー
お店によって細かな違いはあるものの、おおよそこの流れで技術を習得してきているはずです。
・気持ちの良いシャンプーをする事
・カラー塗布の技術
・ワンレングス、ボブ、レイヤーなど、基本のカット
この様な技術があると、場所を選ばずお客様に喜んでいただく事ができます。
そして、20代のうちに経験を積んだ事は、あなた自身の強い武器になっています。
美容師をやめてしまうと、せっかく身についた経験を生かす事ができません。
②接客を体感で習得している
アシスタント時代を含めて数年間美容師として働いていると、接客の技術も習得できています。
美容師の接客は
・距離の近いマンツーマンで接する
・サービス業でありながら、先生にも近いポジション
・お客様のプライベートを仕事につなげるヒアリング力
この様に、他の業種にはない独特なものです。
あまり気付かないかもしれませんが、他の職業では身につかない接客力が身についています。
これは、マニュアルでは再現できない事です。
30代になると、知らず知らずのうちにこの接客技術にも磨きがかかります。
お店を辞める事をお客様に伝えると、「あなたが辞めてしまうと困るわ」というお客様がいると思います。
何よりの証拠ですよね。
③お客様の悩みを共有しやすい
女性も男性も年齢を重ねると様々な悩みが増えてきます。
若い頃には無かった”年齢を重ねた時に出てくる悩み”には、同性の方が共感しやすくなります。
女性の悩みは女性同士の方が共有しやすいという事です。
男性の場合は独立するなどして、その後も美容師を続けていく事が多く、男性のベテラン美容師は比較的多くなります。
しかし、人口統計データからすると、今後は”女性美容師こそ寄り添う事ができる悩みを抱える方”が増えていきます。
つまり、この先は女性美容師こそ必要とされる社会になるという事です。
美容師を続ける事に対する不安
とはいえ、美容師を続けていく事に対する不安も出てきます。
働き方や職場環境に対する不安ももちろんですが、「本当にやっていけるのだろうか?」という不安も出てきます。
これまでの美容業界は、「お客様のニーズに応えようと努力する」モデルでした。
その結果
・次々と出てくる流行の技術習得がしんどくなる
・環境が変わると不安
・体力的な不安
このような不安要素が生まれます。
しかし、
あなたが担当する事を望んでいるお客様に対して
今持っている技術や接客を提供する事で喜んでいただけるとしたらいかがでしょうか?
このような状況を作り出す事によって、30代以降も美容師を続けていきやすい環境が生まれます。
これからの人生において、”美容師経験”がとても大きな武器となっていくはずです。
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